ハプニング
懐かしい会場で久しぶりに披露宴を担当してきました。
新婦のお母様と司会者さんがご友人で司会者さんが、どうしても私にとおっしゃってくださり、『持ち込み司会者さんの持ち込み音響』という特殊な立場で入りました。
勝手知ったる会場だったのでとてもやりやすかったです。
が、宴の最終盤。NHKのど自慢でも優勝したことがある新郎のおじさまのカラオケ中に事件は起こりました。
「あまり得意ではない」とおっしゃいながらもスイスイと歌われるおじさま。
サビにかかってさぁ盛り上がるぞ!!というとこで・・・
プツっ…
・・・(無音)・・・
えっ!?!?!?!
急に音が途切れてしまいました・・・ orz
必死に修復を試みるも音が出る気配はない…。
おじさまは機転を利かしてくださりアカペラで歌い進める。
どうしよう。。。
そうだ!!
ということで手持ちのiPodを取り出し、おじさまが歌っている曲を探す。
あった!!
次はヘッドホンでモニタリングしながらおじさまが歌っているところまで曲を早送りする。
ここだ!!
ということでなんとか2番のサビの前あたりからキレイに曲をいれることができました。
機械の不具合とはいえ、この後、新婦のお手紙、花束贈呈へと続く流れの中
気まずい空気にならずにすみました。
終了後、おじさまにご挨拶に行くと、
「人生、うまくいかないこともあるってことだね。気にしなくていいよ。」
とフォローしてくださり、泣きそう。
帰宅後どっと疲れが出て横になっていると司会者さんから電話が。
「さっき新婦のお母様から電話があって、
『主人が、音響の人の対応はさすがだった!さすがプロだ!と喜んでいるの♪ぜひ伝えてくださいませんか』って言ってくれたの。
これはメールじゃ伝わらないと思って電話したの!!」
との内容に驚くとともに感謝の念が。
音飛びに意識が行きがちな中、私のリカバリーに注目してくださったこと。
そしてさらにそれを伝えてくださったこと。
本当にうれしかったです。
窮地に追い込まれたようなハプニングでしたが、一転とても印象深い想い出となりました。
もう二度とご遠慮願いたいハプニングではありますが…笑。